上物部村(読み)かみものべむら

日本歴史地名大系 「上物部村」の解説

上物部村
かみものべむら

[現在地名]洲本市上物部一―二丁目上物部

洲本府の南西、上物部口に続き、ほぼ北流する千草ちくさ川両岸域にあり、津名つな郡に属する。左岸川西かわにしは北の下物部村と水利をともにしている地域で、集落は千草川の自然堤防上にある。南の千草村との境に切石きりいし狭隘があり、切石の淵という渓流を作る。右岸は洲本から由良ゆらへ向かう道に沿った街村で、この道は千草村の明田みようでんより小峠を越えて小路谷おろだに村へ通じていた。正保国絵図に村名がみえ、高四四二石余。天保郷帳では高五一八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android