上色見村
かみしきみむら
[現在地名]高森町上色見
高森町の西北部にある近世からの独立村で、明治九年(一八七六)にも一村で独立村であった。白川の支流、上色見川の上流で、根子岳(一四〇八・四メートル)の南麓にあり、東は河原村・中村、西は色見村、南は矢津田村・村山村に接する。中世には阿蘇社領南郷色見村に属した。文明一六年(一四八四)八月二八日の阿蘇十二社同霜宮最花米注文(阿蘇家文書)に「しきみのふん」として「一所たいらまめ一斗」「一所おむらまめ一斗」「一所なかはるまめ一斗」とあり、近世上色見村の小村である平・中原や小字の大村に相当する。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 