上野山古墳群(読み)うえのやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「上野山古墳群」の解説

上野山古墳群
うえのやまこふんぐん

[現在地名]一志町高野 上野

雲出くもず川の中流域に広がる沖積地を一望できる標高約五〇メートル、比高約三〇メートルの上野山とよばれる台地およびその周辺には現在三四基の古墳が確認でき、それらは分布状況から三群に分けられ、台地の頂部と南東斜面にある七基を上野山古墳群と呼称。現在宅地造成が進み、三号墳のみが現存。三号墳は大塚と称され、当古墳群中最大の規模をもつ。


上野山古墳群
うわのやまこふんぐん

[現在地名]村田町沼辺 岩崎鹿野・上ノ山・長窪山、柴田町本船迫 寺後・日当山・鹿野

村田むらた町と柴田町にまたがる標高約二〇〇メートルの上野山の南側一帯にある円墳群。寺後てらご古墳群ともよぶ。上野山にはいくつかの支谷が入込み、それぞれの丘陵尾根・斜面に多数の円墳が築かれる。いくつかの支群に分れるが、現在総数で一五〇基以上確認される大群集墳。墳丘の規模は直径五―一〇メートル、高さ一メートル前後のものが多い。発掘調査の実施された寺後第一、第二、第三号墳をみると、墳丘表面に積石のなされているものが多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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