上野台地南部、旧東叡山寛永寺境内(上野山内)を中心とする地域を占める都立公園。面積約五三万四〇〇〇平方メートル。明治六年(一八七三)一月の太政官布達により旧寛永寺境内および旧浅草寺境内に「永ク万人偕楽ノ地」として公園を設置する方向が示され、同年五月浅草公園とともに上野公園が日本最初の公園に指定された。開園は同年一〇月。公園地は官有地に編入され、当時の面積は約一七万六千二〇〇坪。同八年には
明治以降の上野公園は大別して二つの大きな特色を備えている。まず第一は文化施設の集中で、明治一五年上野博物館(明治三三年帝室博物館と改称、現東京国立博物館)と上野動物園が発足、これ以降同二一年には日本美術協会列品館、同二二年には東京美術学校(現東京芸術大学美術学部)、同二三年には東京音楽学校(現同大学音楽学部)、同二五年には内国商品陳列館、同三九年には帝国図書館(のち国立国会図書館支部上野図書館、現国際子ども図書館)が設置された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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