上黒谷村(読み)かみくろだにむら

日本歴史地名大系 「上黒谷村」の解説

上黒谷村
かみくろだにむら

[現在地名]益田市上黒谷

高津川支流の白上しらかみ川に流入する上黒谷川上流域に位置し、東は下黒谷村、南は桂平かつらひら村、北は美濃地みのじ村。当地の市は長門・石見国境の要衝として、春の彼岸に苗物市が立って盛大であった。江戸時代の支配の変遷持石もちいし村と同じ。古高四五一石余、寛永一四年(一六三七)の検地高四六三石余(万手鑑)正保国絵図では黒谷とあり、高八八八石余。天和三年(一六八三)の上黒谷村田方穂野記帳(益田市史)によると、田地の反別は四九町余、石高は五〇〇石、麦作ができる乾田はそのうちの七反。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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