下岡田村(読み)しもおかだむら

日本歴史地名大系 「下岡田村」の解説

下岡田村
しもおかだむら

[現在地名]磐田市下岡田

上岡田村の南にあり、豊田とよだ郡に属する。正保郷帳に下岡田村とあり、高二五一石余、幕府領。うち田方一四八石余・畑方九六石余、明薬寺領三石・牛頭天王(現八雲神社)領四石余。日損と注記される。元禄一〇年(一六九七)年貢割付状(下岡田自治会文書)によると本田畑屋敷二四四石余は水損・風損引を除き有高一九四石余、うち田方一一九石余・畑方七四石余。寅新田高六石余のうち田方五石余・畑方二斗余。取米の合計は一〇一石余。


下岡田村
しもおかだむら

[現在地名]松本市岡田 下岡田

寛永一九年(一六四二)の信州松本御領分村々高附帳に初めて八七六石一斗三升六合と高付けされ、のち松岡村を分けて明治に至る。田は四八町一段六畝一八歩、畑は三六町三畝三歩で岡田組一三ヵ村のなかで最も耕地が多い。

近世俚言に「岡田豊年米食わず」とあり、岡田方面に水が十分である時は他の地方は水があり過ぎて不作となり、岡田が不作の時ほど他の地域は豊作ということである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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