下平間村(読み)しもひらまむら

日本歴史地名大系 「下平間村」の解説

下平間村
しもひらまむら

[現在地名]幸区下平間

北は上平間かみひらま(現中原区)、南は古川ふるかわ村・塚越つかごし村、東は荏原えばら古市場ふるいちば村飛地、西は小倉おぐら村・鹿島田かしまだ村に接する。多摩川堤外に流作場がある。村の西から南へ塚越堀・川崎堀・小田おだ堀が通る。「風土記稿」には本村ほんむら堤外ていがい砂場すなば三屋みつやの小字が記され、元文二年(一七三七)一二月の検地帳(成川文書)には天神裏てんじんうら通・堤外ていがい通・通・寺裏てらうら通がみえる。

「吾妻鏡」康元元年(一二五六)六月二日条によれば、幕府奥大道の警備を命じた人々のなかに「平間郷地頭」がみえる。


下平間村
しもひらまむら

[現在地名]伊勢原市下平間・桜台さくらだい五丁目

東は小鍋島こなべしま(現平塚市)、南は城所きどころ(現同市)、西は大竹おおだけ村に接し、北の上平間村と村境が錯雑する。大山道・中原なかはら道が通る。小田原衆所領役帳には深井「六拾七貫六十八文 中郡平間郷」とある。元禄郷帳に「下平間村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android