下板井村(読み)しもいたいむら

日本歴史地名大系 「下板井村」の解説

下板井村
しもいたいむら

[現在地名]篠山市下板井

宮田みやだ村の北東に位置し、宮田川が南流する。中世宮田庄のうちで、観応三年(一三五二)七月二四日の足利尊氏御判御教書(近衛家文書)に「小坂板井両村」とみえる。上板井・下板井の両地区に興法寺こうぼうじという地名があり、板井村の古名であると伝え(多紀郡明細記)、これは宮田庄内の村名としてみえている。久下氏の菩提寺であった珍宝山長光ちようこう寺があり、千石堂とよばれる地蔵堂がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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