下田沢村(読み)しもたざわむら

日本歴史地名大系 「下田沢村」の解説

下田沢村
しもたざわむら

[現在地名]黒保根村下田沢

宿廻しゆくめぐり村の北に位置し、北は楡沢ねりざわ村。中央を小黒おぐろ川が流れる。寛文郷帳によると田方一一石余・畑方一五一石余、館林藩領。天和二年(一六八二)の分郷配当帳によると旗本池田領五〇三石余、同酒井領一六二石余。安永五年(一七七六)の村明細帳(深沢文書)によると池田領(高は同前)幕府領(一六一石余)の相給。


下田沢村
しもたざわむら

[現在地名]朝日村下田沢

上田沢村の北、大鳥おおとり川の右岸に位置する。地内に田沢城跡があり、城主田沢越前守は天正(一五七三―九二)初年武藤氏に攻められ自害し、同城は落城したという(筆濃余理)。ほかに中世の下田沢館跡がある。

かつては上田沢村と一村で、正保年中(一六四四―四八)頃、上・下の二村に分れたという。正保郷帳に村名がみえ、高一〇五石余(うち田高一〇〇石余・畑高五石余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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