下痢性貝毒中毒(読み)げりせいかいどくちゅうどく(その他表記)Diarrhetic shellfish poisoning

六訂版 家庭医学大全科 「下痢性貝毒中毒」の解説

下痢性貝毒中毒
げりせいかいどくちゅうどく
Diarrhetic shellfish poisoning
(食中毒)

 下痢性貝毒DSP)はジノフィシス属の数種の有毒プランクトン渦鞭毛藻)が産生する毒で、PSPと同様に二枚貝が中腸腺に蓄積します。毒化した二枚貝を食べることにより、食後30分~4時間で下痢を始めとした吐き気嘔吐腹痛といった消化器系障害が現れ、通常は3日以内に回復し、死亡することはありません。

 DSPの主成分オカダ酸とその同族体のジノフィシストキシン類です。オカダ酸には発がん促進作用もあり、中毒を起こさないような低濃度であっても長期間摂取による発がんの問題が懸念されています。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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