デジタル・シグナル・プロセッサーDigital Signal Processorの略。オーディオやビデオ、計測値などの時系列データの処理専用につくられた1チップ・マイクロプロセッサーをいう。従来のアナログ処理では困難な機能を、デジタル化によって実時間で処理するもので、積和論理回路などのハードウェアにより、汎用(はんよう)のマイクロプロセッサーよりはるかに高速でデジタル化、特定の信号を通過させるフィルタリング、データの圧縮・伸長などの信号処理を行う。4ミリワットの低電力で100メガヘルツの高速のものが開発され、パソコン用の周辺装置やアプリケーション開発ツールも充実してきている。DSPはマルチメディア・パソコン、留守番電話、携帯電話、デジタルAV機器、高速モデム、ハードディスク装置、コピー機、カラオケ機器などに広く使用されている。
[岩田倫典]
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(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)
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…これは電子オルガンやコンピューターのキーボード,ジョイスティックなどのインターフェースの操作によりリアルタイムで音響に変化を与えることができるシステムであった。これは一方ではシンセサイザー,サンプラーの開発やMIDIとパーソナルコンピューターの誕生と共に,(3)の形のコンピューターミュージックを可能にし,他方ブーレーズを初代所長として1970年代初頭にパリに開設された研究所IRCAMでは,パワフルなコンピューター4Xを用いて,DSPのさまざまなテクニックが探求されるようになる。ブーレーズはリアルタイムで器楽演奏の音を増幅したり,空間的に配分したりするこのテクニックを用いる《レポン》(1981)を作曲した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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