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下簾(読み)シタスダレ

デジタル大辞泉 「下簾」の意味・読み・例文・類語

した‐すだれ【下×簾】

牛車ぎっしゃ前後の簾の内側に掛けて、簾の下から外部に長く垂らした絹布納言以上、または女房の車に用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「下簾」の意味・読み・例文・類語

した‐すだれ【下簾】

  1. 〘 名詞 〙 牛車(ぎっしゃ)の箱の前後の簾(すだれ)の内に懸けて外部に垂らす絹布。長さはおよそ九尺五寸で、簾の下から外へ長く出して垂らす。蘇芳裾濃(すおうすそご)のものと、紺裾濃のものの二種を普通とし、蘇芳下簾は蘇芳簾を懸ける檳榔毛(びろうげ)の車に用い、紺裾濃下簾は青簾を懸ける八葉(はちよう)や文の車などの網代(あじろ)車に用いる。納言以上、または女房の車には用いるが、参議、散二三位以下には用いない。
    1. 下簾〈貞丈雑記〉
      下簾〈貞丈雑記〉
    2. [初出の実例]「むかひにたてたりける車のしたすだれより、女のかほのほのかにみえければ」(出典:古今和歌集(905‐914)恋一・一四七六・詞書)

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