下鍛冶屋村(読み)しもかじやむら

日本歴史地名大系 「下鍛冶屋村」の解説

下鍛冶屋村
しもかじやむら

[現在地名]甲府市下鍛冶屋町

小瀬こせ村の南にあり、中道なかみち往還がほぼ南北に通る。村域は南北に長い(明和八年「村明細帳」西山梨郡志)。古くは小瀬村と一村であったという(甲斐国志)。慶長六年(一六〇一)検地帳(県立図書館蔵)には「下鍛冶屋之郷」とあり、田二七町八反余・畑六町五反余、ほかに永不作分として中田五反余・下田五反余、下畑五反余・下々畑一反余・屋敷一畝余など、桑四六束が記される。


下鍛冶屋村
しもかじやむら

[現在地名]荒川町下鍛冶屋

東は上鍛冶屋村、西は坂町さかまち村、南は梨木なしのき村に接する。米沢街道東西に通る。元亨三年(一三二三)八月七日の河村秀久譲状案(河村氏文書)によれば、秀久の嫡女は「かちやのゝにようはう」と称されている。文禄(一五九二―九六)頃の瀬波郡絵図には「黒川分色部土沢入合かちやの村」とみえ、本納七四石五斗二升五合・縄高二九四石四升一合、家二七軒とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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