下開土遺跡(読み)したのかいといせき

日本歴史地名大系 「下開土遺跡」の解説

下開土遺跡
したのかいといせき

[現在地名]本川根町奥泉

大井川右岸奥泉おくいずみの広い河岸段丘の南部に立地する。標高約三七六メートル、川との比高は約一五メートル、縄文時代前期から晩期が中心で、古代・中世近世の生活跡も確認される複合遺跡である。昭和二六年(一九五一)に発見され、同二八年・同三二年・平成五年(一九九三)・同六年に発掘調査が実施された。その結果、縄文前期から晩期の土器石器、ほかに土偶・土製耳飾・石冠・石剣・丸玉などの直接生産活動に関係のない遺物も発見された。遺構では前期と後期に集落が営まれたことにより、石組炉・配石遺構・住居跡が検出されたが、後期にはそうした遺構が配石遺構に変化していくことが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む