下黒山村(読み)しもくろやまむら

日本歴史地名大系 「下黒山村」の解説

下黒山村
しもくろやまむら

[現在地名]真野町下黒山・静平しずだいら

西三川にしみかわ川を東へさかのぼることおよそ五キロ、また現県道赤泊線沿いの静平から西へおよそ四キロほどの小佐渡山地の山中の村。中央部辺り、赤泊あかどまり(現赤泊村)から西三川へ通ずる旧道脇に城山じようやまとよぶ小城跡が残る。赤泊地頭支配下の村殿の城跡とみられる。慶長五年(一六〇〇)検地帳(下黒山区有)の表紙に「羽茂郡下黒山村御料所中使」と記し御料所とあるので、上杉景勝の直轄地であった。合計一三石六斗余が打出され、耕地は地字ささ川・ひかけ・やしきなどにみられる。元禄七年(一六九四)の検地帳(同区有)では田一四町余・畑一三町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android