不動法(読み)フドウホウ

デジタル大辞泉 「不動法」の意味・読み・例文・類語

ふどう‐ほう〔‐ホフ〕【不動法】

不動明王本尊として、除病・延命のために行う修法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不動法」の意味・読み・例文・類語

ふどう‐ほう‥ホフ【不動法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語密教の修法の一つ不動明王を本尊として行なう修法。主として除病、延寿息災法として修する。延喜七年(九〇七)春、悪疫を除くために豊楽院で修したのが始めという。不動の法。
    1. [初出の実例]「自明日限十ケ日夜、〈略〉可修不動法之由」(出典:権記‐長保二年(1000)正月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android