息災法(読み)ソクサイホウ

デジタル大辞泉 「息災法」の意味・読み・例文・類語

そくさい‐ほう〔‐ホフ〕【息災法】

天災戦禍病気などの災厄を消滅させるための密教修法

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精選版 日本国語大辞典 「息災法」の意味・読み・例文・類語

そくさい‐ほう‥ホフ【息災法】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「息災」は[梵語] śāntika (扇底迦)の訳。寂災、寂静除災とも ) 仏語。三種、四種、五種、六種法の一つ災害苦難を除き、煩悩(ぼんのう)罪業を滅するために修する密教の法。すべて白色を用い、修法壇は白色の円形とし、行者は白色の衣を着て北方に向かって修法する。息災の法。〔九暦‐逸文・天暦四年(950)七月一八日〕 〔大日経‐六〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「息災法」の意味・わかりやすい解説

息災法
そくさいほう
śāntika

密教で実践される4種の秘法の一つ。罪障を滅し,天変地異疾病横死などの災厄を避け,消滅させるための修法。

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