デジタル大辞泉 「不定詞」の意味・読み・例文・類語 ふてい‐し【不定詞】 《infinitive》英文法などで、人称・時制などの標識をもたない動詞の形態。定動詞に対する。主語となりうるなど名詞的機能を持つ。不定法。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「不定詞」の意味・読み・例文・類語 ふてい‐し【不定詞】 〘 名詞 〙 ( [英語] infinitive の訳語 ) 英文法などで、主語の人称、数、時制などに左右されることなく用いられる動詞の形態。I can go. You can go. における go など。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不定詞」の意味・わかりやすい解説 不定詞ふていしinfinitive 動詞がとる形態の一つ。時制,態,人称,数による語形替変をしている定動詞に対して,そうした文法範疇の意味を含まず,語彙的意味,すなわちその動詞の表わす動作,過程だけを示す。たとえば英語で,am,are,is,was,wereに対する beの形。特に英文法でよく用いられる用語であるが,英文法では前置詞 toに先立たれた形も不定詞といい,ときには toがつかない形を原形不定詞 root-infinitiveと呼ぶ。 toがついた不定詞に名詞的,形容詞的,副詞的に三大別される用法を認める。古代ギリシア語やラテン語では人称,数による替変はしなかったが,態や時制による別があったので,法の一つと考えられ,不定法と呼ばれた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報