デジタル大辞泉
「不知」の意味・読み・例文・類語
ふ‐ち【不知】
1 知らないこと。
2 知恵がないこと。愚かであること。
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ふ‐ち【不知・不智】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 知らないこと。知っていないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「恁麽時の而今は、吾も不知なり、誰も不識なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)谿声山色)
- ② 知恵がないこと。思慮がないこと。愚かであること。また、そのさま。
- [初出の実例]「一言以為二不智(フチ)一〔子張篇〕」(出典:文明本節用集(室町中))
- [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公三年〕
- ③ 仏語。真理を覆う煩悩としての無知。無明のこと。
- [初出の実例]「Fuchi(フチ) フカク」(出典:日葡辞書(1603‐04))
しら‐ず【不知】
- 〘 連語 〙 ( 動詞「しる(知)」の未然形に、打消の助動詞「ず」の付いたもの )
- ① ( 「…は知らず」の形で ) 問題にしないでおく、さておくの意を表わす。
- [初出の実例]「他人の前はしらず、西光がきかん所にさやうの事をば、えこその給ふまじけれ」(出典:平家物語(13C前)二)
- ② ( 文頭に用いて ) 主観的な疑問の意を表わす。いったい…かしら。
- [初出の実例]「不知、生れ死る人、いづかたよりきたりていづかたへか去る」(出典:方丈記(1212))
- 「しらず、われ餓鬼道に尋来るか」(出典:平家物語(13C前)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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