世宗実録地理志(読み)せいそうじつろくちりし(その他表記)Sejong-sillok-chiriji

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世宗実録地理志」の意味・わかりやすい解説

世宗実録地理志
せいそうじつろくちりし
Sejong-sillok-chiriji

朝鮮,朝鮮王朝 (李朝) の地理書。8巻。端宗2 (1454) 年に撰進された。本書は『李朝実録』のなかの「世宗実録」の一部で,実録中に「地理志」を詳細に記録しているのは異色とされている。本書は本来その成立の 22年前,世宗 14 (32) 年に撰進されたという『新撰八道地理志』を改修整備したものといわれているが,『八道地理志』が亡失した現在,貴重な地志資料である。本書の内容は8道,道内の府,州,郡,県のそれぞれについて沿革,境域,戸口,姓氏,人物,産物,貢物,古跡などを項目別に記したもので,当時の社会経済の貴重な資料とされている。 1937年,朝鮮総督府中枢院から索引を付して刊行され,さらに 57年に学習院東洋文化研究所からも刊行されている。

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