日本大百科全書(ニッポニカ)「世帯更生資金貸付制度」の解説
世帯更生資金貸付制度
せたいこうせいしきんかしつけせいど
低所得階層対策の一環として、低所得世帯、身体障害者手帳の交付を受けた者のいる身体障害者世帯に対し、生業費、療養費などの必要な資金を低利または無利子で貸し付ける制度。1955年(昭和30)に創設され、各都道府県の社会福祉協議会において実施された。1990年(平成2)、在宅福祉のいっそうの推進要請にこたえ、経済社会情勢の変動に応じた貸付条件の改善が図られ、名称は「生活福祉資金貸付制度」と改められた。
[横山和彦]
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