世間者(読み)セケンジャ

精選版 日本国語大辞典 「世間者」の意味・読み・例文・類語

せけん‐じゃ【世間者】

  1. 〘 名詞 〙 一般世間の人々。寺院などから見て、世俗世界の人々。俗人。また、俗物で、世渡りにたけた人。
    1. [初出の実例]「仏法を学ふ者に付て世間者(セケンジャ)出世者分つへき也」(出典:米沢本沙石集(1283)五本)
    2. 「世間者は楽みなき事に楽みありと見て、其執心を離るる事なし」(出典:ぎやどぺかどる(1599)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android