並進(読み)ヘイシン

デジタル大辞泉 「並進」の意味・読み・例文・類語

へい‐しん【並進/併進】

[名](スル)並んで進むこと。一斉に進むこと。「二隊に分かれて―する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「並進」の意味・読み・例文・類語

へい‐しん【並進・併進】

  1. 〘 名詞 〙 ならんで進むこと。また、いっせいに進むこと。
    1. [初出の実例]「公挙行乎天下而善類並進妄庸竄伏也必矣」(出典空華集(1359‐68頃)一四)
    2. 「宜く教育の淵源を崇ひて知徳の並進を努め」(出典:国民精神作興に関する詔書‐大正一二年(1923)一一月一〇日)
    3. [その他の文献]〔楚辞‐招魂〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「並進」の解説

並進
ヘイシン
translation

一般に,点の集合平行移動すること.たとえば,結晶構造では格子点の集合を全体として平行移動させる操作をいう.気体分子運動論では,分子の回転,振動に対応させて,その空間的直進運動をさすが,この場合は,飛行または直進運動ということも多い.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

普及版 字通 「並進」の読み・字形・画数・意味

【並進】へいしん

ともに進む。

字通「並」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android