中ッ原遺跡
なかつぱらいせき
[現在地名]茅野市湖東 山口
一帯は八ヶ岳の北西麓で、北に霧ケ峰からの山塊が横たわり、南麓下を渋川が西流している。渋川の左岸に沿って東西に延びている台地が遺跡である。台地は幅一〇〇メートル、長さ三五〇メートル、西寄りのところに浅い侵食谷があって東西の二台地に分けられる。台地上面がすべて縄文の集落跡で、調査された中期の竪穴住居跡は一一三軒、初頭から末にわたって存続した東台地では大きく、西台地ではやや小さい環状に配列されており、内側の広場は土坑群で埋められている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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