中山善郎(読み)ナカヤマ ヨシロウ

20世紀日本人名事典 「中山善郎」の解説

中山 善郎
ナカヤマ ヨシロウ

昭和・平成期の実業家 元・コスモ石油社長



生年
大正3(1914)年2月12日(戸籍:大正3年4月15日)

没年
平成8(1996)年1月25日

出生地
東京・荒川

出身地
長野県上水内郡古間村(現・信濃町)

学歴〔年〕
福島高商〔昭和10年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲二等旭日重光章〔昭和61年〕,アラブ勲三等独立勲章〔平成6年〕

経歴
昭和10年白石基礎工業入社。18年大協石油に転じ、49年副社長、50年8月社長に就任。55年にはアジア石油を翼下におさめ、58年同社社長、59年会長に就任。同年から精製部門のみのコスモ石油の社長も兼任。60年には大協、丸善、コスモ3社の合併による新会社コスモ石油の発足とともに社長に就任。4年間に2つの提携、合併を実現させる。62年6月会長、平成5年6月名誉会長、7年6月相談役。絵画は政経文化人展で総理大臣賞受賞の腕前。また句集に「風紋」「蜃気楼」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中山善郎」の解説

中山善郎 なかやま-よしろう

1914-1996 昭和後期-平成時代の経営者
大正3年2月12日生まれ。白石基礎工業などをへて,昭和18年大協石油に入社。50年社長となり,55年アジア石油を傘下におさめる。61年丸善石油と合併してコスモ石油を誕生させ,社長。「小が大をのんだ」と話題になる。62年会長。日本アラブ協会会長などをつとめた。平成8年1月25日死去。81歳。長野県出身。福島高商(現福島大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例