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中山新九郎(初代) なかやま しんくろう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中山新九郎(初代) なかやま-しんくろう

1702-1775 江戸時代中期の歌舞伎役者。
元禄(げんろく)15年生まれ。初代姉川新四郎に入門し,享保(きょうほう)8年中山新九郎の名で登場する。師から大坂風男伊達(だて)の芸統をつぎ,憂事(うれいごと),実悪(じつあく)を得意とした。明和9年大坂角の芝居で引退した。安永4年4月3日死去。74歳。前名は姉川新九郎。俳名は一蝶(いっちょう)。屋号は和泉屋。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

中山新九郎(初代)

没年:安永4.4.3(1775.5.2)
生年:元禄15(1702)
江戸中期の歌舞伎役者。中山系の祖。俳名一蝶。初代姉川新四郎に入門し,中山新九郎の名で享保8(1723)年冬大坂松島座に登場。大柄な立役で声がよく,荒事がかった芸風が大坂に合い,16年間連続出演,のちに京,江戸の芝居にも出た。多方面の芸をこなし,「道成寺」の鐘入り荒事の所作,「三好長慶廓総角」の三好長慶の実悪,「双蝶々曲輪日記」の濡髪長五郎の力士・男伊達などで大当たりをとる。43歳の秋,旧師姉川新四郎からその当たり芸黒船忠右衛門の「黒船頭巾」と草履下駄を譲られ,大坂風男伊達の芸統を継いだ。愁い事,実悪の名人であった。安永1(1772)年9月,大坂角の芝居で,初舞台より50年を機に一世一代を勤めて引退した。新九郎の名跡は天保期までに4代を数えたのち途絶えた。<参考文献>『一蝶邯鄲枕』(『上方役者一代記集』上方芸文叢刊8巻)

(青木繁)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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