デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中山来助」の解説
中山来助(4代) なかやま-らいすけ
明和5年生まれ。初代嵐雛助(あらし-ひなすけ)の門弟から2代中山文七の門弟となる。3代嵐新平,2代佐渡島長五郎,中山文蔵の名をへて,文化2年江戸河原崎座で4代来助を襲名。4年大坂にもどり12年京坂の立役(たちやく)の最高位におかれた。文化12年8月23日死去。48歳。初名は中山久次郎。俳名は虎杖。屋号は住吉屋。
中山来助(初代) なかやま-らいすけ
元文3年生まれ。松屋来助の3男。初代中山新九郎の門人となる。宝暦6年2代松屋来助となり,大芝居の初舞台。7年中山に改姓,天明2年2代中山新九郎を襲名。実事(じつごと)を得意とした。天明3年3月19日死去。46歳。大坂出身。初名は中山源之助。俳名は舎柳,一蝶。屋号は松屋。