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中峰明本

美術人名辞典の解説

中峰明本

元代の臨済宗の僧。浙江省銭塘の人。俗姓孫氏、号は中峰。天目山の高峰原妙に就いてその法を嗣ぐ。終生官寺に住まず、自ら「幻住」と称して遊歴隠遁の生活を送る。その間多くの雲衲を接化し、江南の古仏と呼ばれた。仁宗皇帝より仏慈円照広慧禅師号を賜わる。至治3年(1323)寂、61才。智覚禅師・普応国師と謚号される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中峰明本
ちゅうぼうみんぽん
Zhong-feng Ming-ben

[生]中統4(1263).11.2. 銭塘
[没]至治3(1323).8.14. 天目山
中国,元の臨済宗の僧。俗姓は孫。号は幻住道人。 25歳のとき出家。天目山師子院の高峰原妙を師として禅の修行に努め,印可を受けた。いたるところに幻住庵を構えて,一寺の住持としてとどまらなかったが,彼の高徳を慕って道俗が集った。詩文をよくし,『懐浄土詩百八首』『和馮海梅百詠』などが著名である。書は柳葉書き,笹書きなどと称される書体で,独特の風格を示す。法語『与済侍者』 (常盤山文庫) が著名。また高源寺には一庵筆『中峰明本像』がある。

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