中峰明本(読み)ちゅうぼうみんぽん(その他表記)Zhong-feng Ming-ben

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中峰明本」の意味・わかりやすい解説

中峰明本
ちゅうぼうみんぽん
Zhong-feng Ming-ben

[生]中統4(1263).11.2. 銭塘
[没]至治3(1323).8.14. 天目山
中国,元の臨済宗の僧。俗姓は孫。号は幻住道人。 25歳のとき出家。天目山師子院の高峰原妙を師として禅の修行に努め,印可を受けた。いたるところに幻住庵を構えて,一寺の住持としてとどまらなかったが,彼の高徳を慕って道俗が集った。詩文をよくし,『懐浄土詩百八首』『和馮海梅百詠』などが著名である。書は柳葉書き,笹書きなどと称される書体で,独特の風格を示す。法語『与済侍者』 (常盤山文庫) が著名。また高源寺には一庵筆『中峰明本像』がある。

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367日誕生日大事典 「中峰明本」の解説

中峰 明本 (ちゅうぼう みんぽん)

生年月日:1263年11月2日
中国,元の禅僧
1323年没

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