食指(読み)しょくし

精選版 日本国語大辞典「食指」の解説

しょく‐し【食指】

〘名〙 ひとさしゆび。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「大きな食を鍵形にまげて、たぐるやうな恰好をして見せた」 〔南斉書‐張融伝〕

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普及版 字通「食指」の解説

【食指】しよくし

人さしゆび。〔左伝、宣四年〕楚人、(げん)(すっぽん)をの靈に獻ず。子宋と子家と將(まさ)に見(まみ)えんとす。子(公子宋)の指動く。以て子家に示して曰く、他日(以前)我此(かく)の如きときは、必ず異味(珍味)を嘗(な)めたりと。

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世界大百科事典内の食指の言及

【指】より

…《和漢三才図会》は,指の間を〈扐(ろく)〉(指のまた),指の文(線条)を〈腡(か)〉(指のあよ)と呼ぶ《和名抄》を引用している。各指の名称は〈拇(ぼ)(指)〉(おほおよび),〈食指〉(ひとさしのおよび),〈中指〉(なかのおよび),〈無名指〉(ななしのおよび),〈季指〉(こおよび)で,《和漢三才図会》の説明には〈巨指大指也足大指曰拇 食指人指之指也 将指中指也俗云長高指 無名指俗云紅粉付指 季指小指也〉とあり,さらに足に力をかけるとき大指に最もかかり,手で物をとるとき中指が長くて,それぞれ指の将領だからこれらを〈将指〉というと述べる。示指を食指というのは食事にだけ用いたからで,《春秋左氏伝》宣公に,食指の動いた子公がスッポン料理に相伴(しようばん)させられないのを怒り,指を鼎(かなえ)につけてなめながら退出し,霊公の不興を買う話がある。…

※「食指」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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