中村成近(読み)なかむら なりちか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村成近」の解説

中村成近 なかむら-なりちか

?-1827 江戸時代後期の治水家。
紀伊(きい)名草郡(和歌山県)の人。同郡鳴滝川(なるたきがわ)西部の楠見(くすみ),雑賀(さいか),貴志地方の旱魃(かんばつ)や水害をふせぐため,約16kmにおよぶ水路の構築を計画。官許をえて文政5年完成させ,約210haの耕地恩恵をうけた。文政10年死去。通称は源左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android