コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

冬の旅 ふゆのたび Die Winterreise

8件 の用語解説(冬の旅の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

冬の旅
ふゆのたび
Die Winterreise

オーストリアの作曲家 F.シューベルト連作歌曲集。 op.89。失恋した青年のさすらいの旅を描いた W.ミュラーの詩集『冬の旅』 (1823) に曲をつけたもので,1827年の作曲。『おやすみ』『凍れる涙』『菩提樹』『辻音楽師』など 24曲を収める。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ふゆのたび【冬の旅】

《原題、〈ドイツWinterreiseシューベルトの歌曲集。1827年の作。W=ミュラーの詩に基づく。24曲からなり、第5曲の「菩提樹」は特に有名。本作と「美しき水車小屋の娘」「白鳥の歌」はシューベルト三大歌曲集とよばれる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

冬の旅【ふゆのたび】

シューベルトの24曲からなる歌曲集。《Winterreise》。ドイツの詩人W.ミュラー〔1794-1827〕の同名連作詩に1827年作曲。失恋した青年の旅を描き,詩と音楽,歌とピアノ伴奏とが一体化したその見事な表現でドイツ・リートリート)の頂点の一つとされている。
→関連項目ディースカウヒュッシュ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル大辞泉プラスの解説

冬の旅

1985年製作のフランス映画。原題《Sans toit ni loi》。監督:アニエス・バルダ。第42回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。

冬の旅

オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトの連作歌曲D911(1827)。原題《Winterreise》。全24曲。『美しき水車小屋の娘』、『白鳥の歌』とともにシューベルト三大歌曲集の一つとして知られる。ドイツ・ロマン派の叙情詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩に基づく。第5曲『菩提樹』が有名。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ふゆのたび【冬の旅 Winterreise】

W.ミュラーの詩にF.シューベルトが1827年に作曲した歌曲集(作品89)。2部に分かれ,24曲のリートを含む。第2部は作曲の翌年12月,シューベルトの死後に出版された。同じW.ミュラーの詩による歌曲集《美しき水車小屋の娘》のような筋の展開はないが,放浪する詩人ないしは音楽家が人生と恋に幻滅し,冬のさすらいの果てに死んでいく情感には鬼気迫るものがある。暖かい《菩提樹》《春の夢》,また厳しい《霜おく髪》《辻音楽師》など,ささやきかけ,語りかける歌と巧みなピアノ伴奏が一つになったリートのうちに,ドイツ音楽の結晶としてのドイツ芸術歌曲の真髄をみることができる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ふゆのたび【冬の旅】

シューベルトの歌曲集。1827年作曲。 W =ミュラーの二四編の連作詩に作曲。恋に破れた青年の絶望を歌い、ドイツ-ロマン派の歌曲に新生面を開いた。「菩提樹」「辻音楽師」が特に有名。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

冬の旅
ふゆのたび
Winterreise

シューベルトが1827年に作曲した24曲からなる連作歌曲集(作品89)。『美しい水車屋の娘』『白鳥の歌』と並ぶ彼の三大歌曲集の一つであるとともに、ドイツ歌曲に新しい面を開いた傑作として名高い。『美しい水車屋の娘』と同じくミュラーの詩に作曲されたこの歌曲集は、恋に破れた若者が旅する心象風景を主題とし、明確な筋立てはないが、現実と虚構の間を彷徨(ほうこう)する若者の心理が、一こまずつ現れては消えるかのように描かれている。全体が暗く、絶望的な雰囲気に覆われているところから、病気・貧窮・人間関係の不和など、死の前年の作曲者を取り巻いていたさまざまな苦しみがこの作品に反映しているとみることもできよう。音楽的には、柔軟自在な旋律とピアノ伴奏の著しい充実ぶりが特徴としてあげられる。とりわけ複雑な心理描写を可能にした伴奏部に対する評価は高く、ドイツ・ロマン派の歌曲における伴奏書法に多大な影響を及ぼした。
 全24曲のなかには第九曲「鬼火」Irrlichtのように劇的で変化に富んだ作品も含まれているが、多くの曲は諦念(ていねん)に支配された歌詞に従い、寂寞(じゃくまく)とした美しさを音楽で表現している。第15曲「からす」Die Krheや第20曲「道しるべ」Der Wegweiserなどは、その代表的な例といえよう。また、故郷の町へのあこがれを素朴に歌った第五曲「菩提樹(ぼだいじゅ)」Der Lindenbaumはとくに有名で、合唱用にも編曲され世界中で親しまれている。[三宅幸夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

冬の旅の関連キーワード野ばらベドノルツ白鳥の歌ポピュラーミュージックトラーベミュンデシューベルトの子守唄シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調/piano soloシューベルト:3つの軍隊行進曲/1 piano 4 handsシューベルト:子供の行進曲 ト長調/1 piano 4 handsシューベルト:12のドイツ舞曲(レントラー集)/piano solo

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

冬の旅の関連情報