中村新五郎(読み)なかむら しんごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村新五郎」の解説

中村新五郎(初代) なかむら-しんごろう

?-? 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
初代岩井半四郎一門で岩井源次郎と名のる。のち初代中村四郎五郎のもとで中村新五郎と改名元禄(げんろく)15年(1702)から延享3年にかけて活躍。時代物,世話物ともによくし立役(たちやく),敵役(かたきやく),実悪(じつあく)をかね,大坂,京都,江戸の舞台をつとめた。俳名は太中。

中村新五郎(2代) なかむら-しんごろう

1747-1777 江戸時代中期の歌舞伎役者。
延享4年生まれ。2代山下金作の弟。初代中村富十郎の養子。明和6年京都で2代新五郎を襲名,立役(たちやく)から敵役に転じた。安永6年11月19日死去。31歳。初名は中村初五郎。前名は岩井半之助,岩井半四郎。俳名は訓花,太中。屋号天王寺屋

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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