中村篁渓(読み)なかむら こうけい

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中村篁渓 なかむら-こうけい

1647-1712 江戸時代前期-中期の儒者。
正保(しょうほ)4年生まれ。林鵞峰(がほう)にまなぶ。寛文7年水戸藩主徳川光圀(みつくに)につかえ,「大日本史」の編修にあたった。元禄(げんろく)4年彰考館総裁。正徳(しょうとく)2年1月8日死去。66歳。京都出身。名は顧言(よしとき)。字(あざな)は伯行。通称は新八。別号春帆,淡閑子。著作に「篁渓文集」「義公遺事」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

中村篁渓

没年:正徳2.1.8(1712.2.14)
生年:正保4(1647)
江戸前期の儒学者。水戸藩士。名は顧言,字は伯行,通称は新八また新八郎。初め春帆のち篁渓と号した。京都の人。17歳のとき江戸に来て林鵞峯の門に入る。寛文7(1667)年鵞峯の推薦を受けて彰考館に入り,『大日本史』編纂に従事し,主として藤原時代の本紀,列伝を担当した。貞享1(1684)年300石。元禄3(1690)年小納戸役に進み,翌年彰考館総裁となった。在館46年,総裁職に在ること21年,安積澹泊選の墓碑銘には「大いに史策に功有り」とみえる。温厚な人柄で詩文にすぐれ荻生徂徠らとも交流があった。<参考文献>吉田一徳『大日本史紀伝志表撰者考』,名越時正監修『水戸史学先賢伝』

(鈴木暎一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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