中田渡村(読み)なかたどむら

日本歴史地名大系 「中田渡村」の解説

中田渡村
なかたどむら

[現在地名]小田町中田渡

吉野川よしのかわ村の北、田渡川の流路に沿って集落が発達している。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)浮穴郡の項に「高百三拾石七升 中田渡村 茅山有、川有」と記す。

「大洲旧記」下田渡村の条に「三田渡一郷也、元和頃源右衛門と云、分郷して三人之子三ケ村之庄屋也」とあるので、元和(一六一五―二四)の頃に庄屋源右衛門が上田渡村・中田渡村・下田渡村の三村に分割して三人の子をそれぞれの庄屋としたものと思われる。

中田渡村初代庄屋は伝兵衛、八、九代はともに幸右衛門(大洲旧記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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