中西敬房(読み)なかにし たかふさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中西敬房」の解説

中西敬房 なかにし-たかふさ

?-1781 江戸時代中期の暦算家。
京都で書店をいとなむ。関流算法暦学,天文に精通した。明和4年観天望気の法をしるした日本初の気象書「民用晴雨便覧」を刊行。同書には日本を中心とした世界図も収録。天明元年死去。字(あざな)は如環。通称宇兵衛。号は華文軒。著作はほかに「風雨賦国字弁(ふううぶこくじべん)」「暦学法数原」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中西敬房の言及

【気象学】より

…1456年に瀬戸内海の水軍の首領村上山城守雅房は《船行要術》を著し,天気の変化に関する経験則を多くのせている。江戸時代に入り,1767年に中西敬房が《民用晴雨便覧》を刊行し,天気の変化と,地形との関連にふれている。また,前述の二十四節気・七十二候は,しだいに日本の知識が織り込まれ,農事などに広く使われた。…

※「中西敬房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む