20世紀日本人名事典 「中野与之助」の解説
中野 与之助
ナカノ ヨノスケ
- 生年
- 明治20(1887)年8月12日
- 没年
- 昭和49(1974)年6月24日
- 出生地
- 静岡県焼津
- 経歴
- 明治38年材木商となり、大正6年名古屋で建設工事請負業を開業。10年第1次大本教事件で出口王仁三郎の人物の大きさを知り入信。14年見神を体験して霊能を示した。昭和10年第2次大本教事件が起こり、11年検挙され、13年保釈、17年無罪となった。この間長沢雄楯に霊学を学び学統を継いだ。戦後24年静岡県清水市で三五教を開教。29年第1回世界宗教会議を開催、30年国際宗教連盟をを結成、理事長となった。三五教は宗教と天文を一如とする教義から31年天体観測を開始、全国10カ所に天文台を建設した。35年国際文化交友会を設立、理事長となり、36年精神文化国際会議を開き、精神文化国際機構(後オイスカ・インターナショナル)を設立し総裁に就任した。著書に「産業の宗教」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報