串岡村(読み)くしおかむら

日本歴史地名大系 「串岡村」の解説

串岡村
くしおかむら

[現在地名]高岡市伏木古府ふしきこふ一―二丁目・伏木矢田上町ふしきやたかみまち伏木ふしき一―二丁目

射水川(現小矢部川)河口左岸、古府村の南に位置。かつての射水川は台地沿いをえぐるように流れており、伏木村から守山もりやま町に至る古道は山道となっていた。くしは越すという意味をもつ古語当て字で、村名は岡を越すことに由来する。村の西方に、古代における正倉の鍵の管理者を意味する鍵取かぎとりという小字があり、国衙あるいは郡衙の正倉があった地と推測されている。村立ては寛永二〇年(一六四三)以前で、正保郷帳では高一二石余、田方八反・畑方二畝余、新田高四三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android