丸一鋼管（読み）まるいちこうかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

丸一鋼管
まるいちこうかん

鋼管メーカー。前身は 1913年に個人創業された福松製作所で，自転車部品メーカーとしてハンドル，ブレーキを専門に製造。「丸一マーク」の製品で認められ，26年工場新設とともに丸一製作所と改称。パイプの自家生産に乗出し，自転車用，構造用，電線管用の鋼管を製造。 40年自転車部門と分離し丸一鋼管工場と改称。第2次世界大戦後，47年丸一鋼管製作所に改組し現社設立。量産化，市場拡大をすすめ，60年現社名に変更。 62年超高周波抵抗溶接機を導入し品質向上をはかる。以降，道路関連製品，グリーンハウス建材などを手がける。東南アジアにも進出している。売上構成比は，構造用鋼管 70%，配管用鋼管5%，加工品ほか 25%。年間売上高 802億 8600万円 (うち輸出3%) ，資本金 95億 9500万円，従業員数 708名 (1999) 。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

日本の企業がわかる事典2014-2015

丸一鋼管

正式社名「丸一鋼管株式会社」。英文社名「Maruichi Steel Tube Ltd.」。鉄鋼業。昭和22年(1947)「株式会社丸一鋼管製作所」設立。同35年(1960)現在の社名に変更。本社は大阪市西区北堀江。鋼管製造会社。溶接鋼管のシェアトップクラス。建設・機械・農業用などに実績。東京証券取引所第1部上場。証券コード5463。

出典　講談社