丸原村
まるばらむら
[現在地名]旭町丸原
今市村の北西に位置し、家古屋川が流れる。石見安芸道・津和野奥筋往還が通り、西は今福村・久佐村(現金城町)。正保国絵図に村名がみえ、高五〇八石余。古高も同じで、寛永一四年(一六三七)の検地高八一四石余(明治四年万手鑑)。庄屋は大屋・山崎・小林・大屋・田中・中田および三家本各家が勤めた。文化七年(一八一〇)七月から八月にかけ、伊能忠敬一行によって津和野・浜田両藩領の測量が実施され、当村、佐野村(現浜田市)、今市村・和田村、日貫村(現石見町)諸村には宿泊の、都川村の赤谷御茶屋には休息の準備が命じられた(田中家文書など)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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