デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久世治作」の解説 久世治作 くぜ-じさく 1825-1882 幕末-明治時代の化学者,官吏。文政8年3月生まれ。生家は美濃(みの)(岐阜県)中川村の庄屋。飯沼慾斎(よくさい)に写真技術を,辻礼助に化学をまなび,大垣藩士にとりたてられる。明治2年造幣局判事となり,円形で十進法にもとづく新貨幣の鋳造を建議,幣制改革に先鞭(せんべん)をつけた。明治15年9月9日死去。58歳。名は喜弘。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例