九死一生(読み)キュウシイッショウ

デジタル大辞泉 「九死一生」の意味・読み・例文・類語

きゅうし‐いっしょう〔キウシイツシヤウ〕【九死一生】

九死に一生を得る」に同じ。十死一生万死ばんし一生

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精選版 日本国語大辞典 「九死一生」の意味・読み・例文・類語

きゅうし‐いっしょうキウシイッシャウ【九死一生】

  1. 〘 名詞 〙 ( 一〇のうち「死」が九分、「生」が一分の意 ) ほとんど助かるとは思えないほどの危険な状態。また、そのような状態からかろうじて命が助かること。
    1. [初出の実例]「兼又忠常従去月廿八日重病、日来辛苦、已九死一生也」(出典左経記‐長元四年(1031)六月七日)
    2. 「卿は僕が為めには九死一生の恩人なり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三)

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四字熟語を知る辞典 「九死一生」の解説

九死一生

ほとんど助かるとは思えないほどの危険な状態。また、そのような状態からかろうじて命が助かること。

[使用例] 今九死一生の場合なのだから、××円くらいの金を工面して届けるようにしてくれ[正宗白鳥*人さまざま|1921]

[解説] 一〇のうち「死」が九分、「生」が一分という意味

[類語] 十死一生

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