乱人(読み)ランジン

デジタル大辞泉 「乱人」の意味・読み・例文・類語

らん‐じん【乱人】

国を乱す人。反逆者
藤原玄明等、素より国のための―たり」〈将門記
心の乱れた人。狂人。乱心者。
「神をうらみ仏に歎き―となって」〈浮・諸艶大鑑・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「乱人」の意味・読み・例文・類語

らん‐じん【乱人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 国を乱す人。反逆人
    1. [初出の実例]「常陸の国に居住する藤原玄明等は素より国の乱人たり」(出典:将門記(940頃か))
    2. [その他の文献]〔荘子‐盗跖〕
  3. 心の乱れ狂った人。狂人。
    1. [初出の実例]「神をうらみ仏に歎き乱人(ランジン)となって」(出典浮世草子好色二代男(1684)一)
    2. [その他の文献]〔国語‐周語下〕

らん‐にん【乱人】

  1. 〘 名詞 〙らんじん(乱人)

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普及版 字通 「乱人」の読み・字形・画数・意味

【乱人】らんじん

狂人。

字通「乱」の項目を見る

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