コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

乳井月影 にゅうい げつえい

2件 の用語解説(乳井月影の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

乳井月影 にゅうい-げつえい

1822-1895 江戸後期-明治時代の尺八奏者。
文政5年生まれ。普化宗(ふけしゅう)根笹(ねざさ)派の伴建尹(たけただ)に師事。京都で近衛忠煕(このえ-ただひろ)よりおくられた錦袋と,吹奏した曲「松風」から錦風(きんぷう)流と称したという。門下に折登如月(おりと-にょげつ)らがいる。明治28年死去。74歳。陸奥(むつ)弘前(ひろさき)(青森県)出身。名は建朝。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

乳井月影

没年:明治28(1895)
生年:文政5(1822)
江戸後期・明治期の根笹派錦風流尺八の奏者。幼名は永助,本名は建朝。根笹派はもともと普化宗(17世紀ごろ成立)の初期にあった16派のうちの1派で,のちに津軽弘前に伝わり,武士のたしなみとして演奏され,幕末ごろから錦風流と称するようになった。その名の由来は,実質的な家元といわれる月影が,近衛家警護の武士として選ばれて上洛中の元治1(1864)年,「松風」という曲を吹奏したときに,近衛忠煕から贈られた大和錦の袋の「錦」と,その曲名の「風」をとって名づけたという逸話が伝わっている。門人の永野旭影,折登如月,津島孤松により錦風流尺八は全国的に広まることとなった。

(志村哲)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

乳井月影の関連キーワード荒木古童荒木古童(初代)折登如月金森高山黒沢琴古(2代)黒沢琴古(3代)神如道久松風陽福城知義吉田一調

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone