乳光(読み)ニュウコウ(その他表記)opalescence

翻訳|opalescence

デジタル大辞泉 「乳光」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐こう〔‐クワウ〕【乳光】

蛋白光

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乳光」の意味・わかりやすい解説

乳光
にゅうこう
opalescence

蛋白光ともいう。蛋白石のように,密度の大きい透明媒質が白色光を受けたときに出す乳白色のぼんやりとした光。乳光は媒質内部の密度に局所的なゆらぎがあるとき,屈折率が局所的に不均一となるために,一種ティンダル現象によって入射光が散乱されることから生じる。色が玉虫色または虹色になるのは,散乱光の強さが入射光の波長の4乗に逆比例する (レイリー法則) からである。

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化学辞典 第2版 「乳光」の解説

乳光
ニュウコウ
opalescence

オパレセンスともいう.ある種の物質に光を当てたとき発せられる乳濁した光.物質内部の場所による密度の微小の差により,光が散乱されることによる.オパール(たんぱく石)の乳光はよく知られている.ある種の物質(例:エーテル)では臨界状態付近で乳光が観測される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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