予定利率(読み)ヨテイリリツ

デジタル大辞泉 「予定利率」の意味・読み・例文・類語

よてい‐りりつ【予定利率】

生命保険会社が契約時に設定する、保険金の運用利回りの率。高いほど保険料が安くなり、低いほど保険料が高くなる。実際予定利率非公開契約者の問い合わせには応じる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「予定利率」の解説

予定利率(生保の)

生命保険会社が契約者に約束する最低運用利回り。保険会社は契約者から徴収した保険料を予定利率により運用することを前提としており、予定利率に応じて保険料を割り引いている。予定利率を上回る運用利回りが実現された場合、予定利率を上回る分は配当として契約者に支払われる。バブル崩壊後の超低金利の影響で、実際の利回りが予定利率を下回る逆ざやの状態となっていたが、2006年に入り、国内大手生命保険会社の間で予定利率を引き上げる動きが広がり始めている。05年夏以降、積極的な株主配当の実施株価上昇により、運用環境が改善していることなどが主な要因となっている。

(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

保険基礎用語集 「予定利率」の解説

予定利率

徴収された保険料を元手に、保険会社がどれだけ増やせそうかという数字。 仮に10人の人が1年満期の保険に入り、保険期間中に死ぬ人が1人で、支払われる保険金が100万円とすると、集めるべき保険料は、本来、100万×0.1=10万となるが、実際には保険会社は保険料を運用しているので、年10万円もの保険料ではなく、あらかじめ増やす予定の分だけ割り引いた保険料を徴収している。この、いわば割引率のことを予定利率という。

予定利率

生命保険や長期損害保険の保険料算出に用いられる基礎率の一つです。保険会社に払込まれる保険料の一部は、将来の保険金や返戻金支払に備えて積立てられ 運用されます。そこで保険会社では、あらかじめ一定の運用収益を見込んで、その分だけ保険料を割引くが、この割引に使用する利率を予定利率といいます。

予定利率

徴収された保険料を元手に、保険会社がどれだけ増やせそうかという数字。

出典 みんなの生命保険アドバイザー保険基礎用語集について 情報

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