生命保険では、保険事故が生じたときに保険者から現実に支払われる一定の金銭であり、損害保険では、保険事故により損害が生じたときにその填補(てんぽ)として支払われる金銭で、しばしば填補金とよばれる。保険金は原則として、損害保険においては被保険者に、生命保険においては保険金受取人に支払われる。損害保険では、保険金の額は現実の損害額に応じて、保険金額の範囲内で、しかも原則として保険金額の保険価額に対する割合によって決められる。生命保険は定額保険であって、保険金の額は一般には約定の保険金額と一致するが、被保険者が不慮の災害や特定感染症で死亡したときは保険金額の倍額を支払う特約がなされることがある。また、定期保険、終身保険、養老保険などの死亡保障性の強い保険にあっては、無診査保険、標準下体保険などでは、契約締結ののち一定期間は保険金額を削減して支払う場合がある。
[金子卓治]
出典 みんなの生命保険アドバイザー保険基礎用語集について 情報
出典 自動車保険・医療保険のソニー損保損害保険用語集について 情報
…保険事故の発生によって被保険者が被る可能性のある損害の最高限度額を意味する。保険会社と保険契約者は,契約締結の際,保険会社が塡補(てんぽ)金(保険金)として支払う金額の最高限度を定める。これを保険金額というが,被保険者は保険価額を超える額の損害を被ることはありえないことから,保険金額は保険価額の範囲内で決めなければならない。…
※「保険金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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