事功(読み)じこう

精選版 日本国語大辞典 「事功」の意味・読み・例文・類語

じ‐こう【事功】

  1. 〘 名詞 〙 事業などに成功すること。事に尽くしてたてたてがら。また、その仕事事柄
    1. [初出の実例]「一学者が出て堯舜の御代にしやうと思ふても、何の事功もなし」(出典:学談雑録(1716頃))
    2. 「事功を挙げんとせば、費目随って増加し来るを免れず」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉附録)
    3. [その他の文献]〔周礼‐夏官・司勲〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「事功」の読み・字形・画数・意味

【事功】じこう

功績。清・黄宗羲明儒学案凡例〕嘗(かつ)て謂(おも)へらく、事功は、皆代にばざるも、獨り理學に於ては、代のばざるなり。牛毛絲(けんし)も、辨晰(べんせき)せざる無し。

字通「事」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android