二之坪村(読み)にのつぼむら

日本歴史地名大系 「二之坪村」の解説

二之坪村
にのつぼむら

[現在地名]篠山市二之坪

小野新おのしん村の北東に位置し、籾井もみい川が流れる。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「小野之内二ノ坪村」とみえ、高三七六石余。元和六年(一六二〇)から翌年にかけて苛斂誅求を不満として京都奉行所および江戸への越訴などを行った一揆で当村の庄屋十兵衛ら首謀者を含む多数の処分者が出たが(渋谷家文書)、地内北部に柿ノ木地蔵として祀られている。正保郷帳では田高三六三石余・畠高一三石。元禄郷帳では高三八二石余。「丹波志」では小野庄のうちで、高一八四石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では福住組で、家数二一・人数九三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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