ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五位七十五法」の意味・わかりやすい解説
五位七十五法
ごいしちじゅうごほう
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…まとめていえば,認識を作用,対象,機能の各側面で分析することにより,同時に,存在するものすべてをダルマに分類しているのである。また,これとは別に,すべてのダルマを五位七十五法としてまとめることも行われた。これは,法をまず有為法(諸縁によって生じたもの)と無為法(絶対的存在)に分け,有為法を,三色法(しきほう)(物質的現象),心王(しんのう)(認識主観),心所法(しんしよほう)(心に伴ってはたらく諸現象),心不相応行法(しんふそうおうぎようほう)(物でも心でもない,関係や力,概念など)の4位に分け,そのそれぞれをさらに細分し,一方,無為法を第5位とし,虚空無為空間,択滅(ちやくめつ)無為(涅槃),非択滅無為(縁がなくて現在化しなかった存在)の三つに分ける。…
※「五位七十五法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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