善心(読み)ゼンシン

デジタル大辞泉 「善心」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しん【善心】

人の道にかなったよい心。良心に恥じない心。
仏語仏道に入り、精進する心。また、清浄な慈悲の心。

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精選版 日本国語大辞典 「善心」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しん【善心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 善良な心。善事をしようとする心。良心に恥じない心。人の道にかなった、よい心。⇔悪心。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「終には、善心、善行の人と、なり、身の幸福を、得べし」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉二)
    2. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. ( 「ぜんじん」とも ) 仏道に進み精進する心。また、清浄な慈悲(じひ)の心。⇔悪心
    1. [初出の実例]「香出善心火、花開合掌春」(出典菅家文草(900頃)四・懺悔会作)
    2. 「若善心をおこせる善男女ありてあみだ仏の名号を聞持ちて」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
    3. [その他の文献]〔無量寿経‐上〕

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普及版 字通 「善心」の読み・字形・画数・意味

【善心】ぜんしん

良心。

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